【Big Idea Ventures】環境に優しいフードテック企業へのサポート

Big Idea Ventures

Big Idea Ventures(ビッグアイデア・ベンチャーズ)社は、「食品およびSDGs分野のスタートアップ企業」へ投資している。

持続可能な地球環境の実現に世界中での取り組みが進む中、Big Idea Venturesはフードテクノロジーにスポットを当て、エコフレンドリーで革新的な食品開発や開発技術を持つスタートアップ企業を積極的に支援している。

同社の最初のファンドはニュープロテインファンドI (規模5,000万ドル)で、「植物・細胞由来の代替タンパク質」のスタートアップ企業をサポート・成長させるために、資本、指導、パートナーといった強力なエコシステムを組み合わせている。明治ホールディングス株式会社も出資している。

ジェネレーション・フード・ファンドI(規模2億5000万ドル)は、シリーズA以降のスタートアップへの投資で、次世代のフードテクノロジー企業へと育成をサポートする。フードチェーン全体でプラスチック、二酸化炭素、水、廃棄物を削減する技術に焦点を当てる。同ファンドは、国連開発計画と提携し、投資時および投資回収時に、ポートフォリオ企業のサステナビリティへの影響を検証する。

Big Idea VenturesはFortune 100企業であるTyson Foods (NYSE上場)や、シンガポールに本社を置く世界的な投資会社であるTemasekを含む主要な機関投資家からの支援を受けている。

同社は、革新的な技術を持つ優れた企業に対し、国内外問わず投資している。これまでにアメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアに投資を行っており、投資先企業の約半数は女性創業者だ。

植物由来または細胞由来の分野でMVPを持っている企業は随時募集しているとのこと。プラスチック、水、廃棄物、炭素の排出量を削減する能力を持つ、食品業界のテック企業も歓迎している。

上記に該当する分野で、支援や資金提供を希望している企業はコチラから応募してみてはいかがだろうか。

スタートアップ バリュー

フード・テクノロジー・アクセラレータ・プログラム

年に2回、優秀なスタートアップを選抜し、5ヶ月間のアクセラレータプログラムを実施。選ばれたスタートアップ企業は、12万5,000ドルの資本投資を受け、さらに7万5,000米ドル相当の現物支給を受けられる。トップパフォーマンスを出している会社には最大350万ドルを投資する。

専門知識の提供や生産拡大をサポートする機能も完備。

選考基準

  • ユニークな知的財産を持つビッグアイデア
  • 献身的な創業者と経験豊富なチーム
  • 植物ベースまたは発酵に取り組んでいる企業
  • 発酵食品や植物由来の製品、または細胞農業、細胞成分、細胞技術に取り組んでいる企業で、有効性が確認されているもの

インフラ完備

  • オフィススペースに24時間アクセス
  • 専門の研究室、テスト施設、スタジオ、業務用キッチンなどの作業スペースを完備
  • プログラム終了後も、一連のスペースを継続して利用可能

サポート

食品科学技術の博士号を持つチームメンバーが技術的なサポートを提供。社内には資金調達、マーケティング、広報、法律問題などの専門家が常駐。豊富なリソースを通じてスタートアップ企業を支援する。

また、戦略会議を毎週開催、業界の専門家を招いてセッションを行い、アクセラレーション後も戦略的にサポート。プログラムに参加した多くの企業が多額の資金を調達している。

その他にもPR&メディア露出、精選された投資家ネットワーク、ディスカウント可能なフード関連の仕入れ業者のネットワークを提供し、スタートアップ企業を手厚くサポート。

COMPANY

社名:Big Idea Ventures

設立:2018/11 ニューヨーク US

創業者:Andrew D. Ive

分野:フードテックファンド

(Photo: Big Idea Ventures, https://bigideaventures.com )


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