1日2ドルしか貰っていない4億人の英雄を救う【ブライス・ビンジ/Freshbag社】

Leader's Info

ブライス・ビンジ氏は国内外の食品・FMCGメーカーと、サハラ以南の何千ものインフォーマルな小売ビジネスをつなぐ初のデジタル調達プラットフォームを提供するフレッシュバッグ社(カメルーン)の創業者である。

25社以上のメーカーと提携し、現在3,000社以上のインフォーマルな小売ビジネスの成長を支援し。彼らがビジネスを成功させるために必要な財務情報へのアクセスを可能にしている。

フレッシュバッグは、IRB(非正規小売業)と協力して食品を安定的に供給することで彼らの収入や労働条件を改善し、地域の食料安全保障に貢献している。

Leader's Viewpoint

スタートアップ創業のきっかけ

サハラ以南のアフリカには、500万以上のIRB(非正規小売業)が存在します。彼らがサブサハラ・アフリカのTier123都市に住む4億人以上の人々へ、FMCGの80%以上を流通させています。IRBがこの地域の食料安全保障と供給の不平等の是正を支えています。
そしてIRBの業者の80%は、1日2ドル以下の収入しかなく貧困ライン以下の生活を送っています。
私たちは農産物のサプライチェーンに5年以上携わった中で、サプライチェーンが不十分であることを痛感し、フレッシュバッグを通じてIRBの繁栄を支援するソリューションを構築することを決定しました。

業界の現状

IRBは地域全体で500万人以上活動しており、IR年間200億ドルの市場機会があります。現在IRBにとって、ラストワンマイルの物流は、収入を圧迫する最大の支出となっています。
IRBはビジネスの運営と成長を支援する一般的な金融手段(クレジット、小口融資、送金サービスなど)を利用できません。そのため彼らは、需要のある商品を確実に供給するために、独自のサプライチェーンを構築しなければなりません。
フレッシュバッグは、これらの課題を解決するために、IRBのお客様に一連のサービスを提供しています。

サービスの未来

大きなピンチは大きなチャンスに繋がります。現在抱えている問題を解決する中で、フレッシュバッグによるデジタル決済サービス・マイクロフランチャイジングモデル・国際的なFMCGブランドの販売契約・デジタルバンクといったサービスの拡大が見込まれます。

(取材=宮尾卓志 写真=Freshbag)


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