【CloudFiles】メールで共有したファイルの閲覧履歴がわかるWEBアプリ

CloudFiles

CloudFiles(クラウドファイルズ)は、「クラウド上にアップロードしたファイルを柔軟に共有、閲覧履歴を分析できるWEBアプリケーション」を提供している。

自社の強みをまとめたプレゼン資料を見込み顧客に、または企画書や契約書を取引先にメールで送信する。ビジネスシーンではよく見る光景だ。しかし、これまで主流だったメールにファイルを添付する方法は、情報漏洩などのセキュリティ面、サーバーやメールソフトの容量圧迫、ファイルが拡散保存され管理や更新ができないなどさまざまな問題点が指摘されている。

またマーケティングにおいては、デジタルマーケティングへのシフトチェンジが進む中、新規顧客の開拓から顧客獲得、顧客管理までを一括して行えるMA(マーケティングオートメーション)ツールのユーザー獲得競争が激化しており、MAツールはさまざまな角度から分析した顧客動向をユーザーに提供しているが、メールの自動送信・大量送信を行うMAツールでのファイル送信において、セキュリティ面はもちろんのこと、共有ファイルの閲覧履歴はリード分析において重要な要素である。

CloudFilesは、クラウド上にアップロードし、リンクを送信することでファイルを共有できるオンラインストレージサービスであり、大企業にも導入可能なセキュリティレベルと、柔軟な管理、詳細な分析を可能にしている。

同社サービスは、ダウンロードの可否、パスワード、メール認証などアップロードファイルごとにセキュリティレベルを設定でき、誰がいつどのページを何秒閲覧したかなど詳細な閲覧履歴を取得可能。顧客動向を把握し、コンバージョン率を向上させることができる。

また、CloudFilesはMAツール世界シェアNo.1のHubSpotの公式アプリとなっており、アプリマーケットプレイスからインストールすれば、HubSpotのダッシュボード上で同様の操作を行える。さらにHubSpotに搭載されている自動化機能を使用することで、顧客が共有ファイルを何秒閲覧したら優良なリードとしてメールを送信するなどファイルの閲覧履歴に応じた作業の自動まで可能となる。

同社によると、今後はHubspotに加えSalesforceにも対応できるよう調整を進めており、日本の企業に対しては、ZOHOやgoogle docsなどのドキュメント作成ツールなどにファイル解析機能を提供することで、収益の向上に貢献したいとのことだ。

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スタートアップ バリュー

独自のコンテンツライブラリを作成

フォルダを階層ごとに作成できるため、ファイル管理がしやすいUIとなっている。ローカルコンピュータ、Google Drive、OneDrive、Box、Dropboxなど、さまざまなソースからコンテンツをアップロードできる。ウェブサイトのURLを含むすべてのファイルタイプに対応。

ファイルリンクの保護、共有、管理

オンライン/オフラインの切り替え、ダウンロード可否、閲覧回数、閲覧期限、メール承認などアップロードファイルごとに柔軟にセキュリティレベルが設定できる。

顧客の関心を把握できるアナリティクス

共有したファイルの閲覧履歴をページ毎に秒単位で把握。どのページまで資料に目を通したかや閲覧時間の長いページが一目でわかるため、顧客がどこに関心を持っているか分析しやすくなる。

ファイル閲覧イベントの自動化

HubSpotの自動化機能と組み合わせることで、ファイルの閲覧時間に応じてメールを送信するなどタスクを自動化。営業・マーケティング・オペレーションの時間を節約できる。

クラウドコピーで自動バックアップと利便性向上

いつも使用しているGoogleドライブやドロップボックスなどを接続して、アップロードファイルを自動でバックアップできる。
Google Drive、OneDrive、Box、Dropboxに対応。

エンタープライズ機能

独自のブランドロゴやカスタムドメインを使用して独自サービスのように展開でき、オンプレミスのストレージと統合し、APIにアクセス可能。

COMPANY

社名:CloudFiles/クラウドファイルズ

設立:2021/1 インド

創業者:Vishesh Singhal, Siddharth Garg, Ankit Gupta

分野:CRMサポート

創業の背景

CloudFilesは、趣味のプロジェクトとして始まったが、いまや本格的なスタートアップ企業へと成長した。文書作成のためのソフトウェアはこの10年で大きく変化したのに対し、ファイル共有ツールはさほど進化していない。

CloudFilesは、企業の提案書やマーケティングキャンペーンにおいてファイルを外部共有する際に、ファイルによるコミュニケーションを可能にする。これは、同社のファイル分析によって行われており、すべてのものを1つの場所で提供することで、エンドユーザーのビジネスを快適にする。

CloudFiles のビジョンは、ファイル共有をよりスマートにし、企業が意思決定を迅速に行えるようにすることである。

創業者のSiddharth Garg(左)、Vishesh Singhal CEO

(Photo: CloudFiles, https://www.cloudfiles.io/)


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