Hirio(ヒリオ)社は、「従業員を採用するための包括的なHRプラットフォーム」を提供している。

人材の獲得には良い求人票の作成や、採用候補者とのコミュニケーションの自動化など、様々なソリューションが増えている。
ウクライナの大手オンラインストアRozetka社を例に取ると、同社が手作業でソーシングしていた頃は、1週間に5人しか応募者が来なかったという。しかし、Hirio社のプラットフォームを使用すると応募者が10倍になった。
Hirio社は高度なAI技術を用いて、理想的な候補者のスクリーニング、調整、評価など、採用の中核部分を自動化。有益なデータに裏付けられ、人事による採用プロセスや意思決定が改善。
顧客であるフェアモントグランドホテルがクラス最高だと称賛するAPIを使用、雇用までのスピードを3倍、67%の雇用コスト削減、94%の候補者満足度を達成しているとのこと。
ウェブベースですぐに使えるソリューションであるため、インストールは不要。
Hirioの創業者兼CEOのKonstantin Miska(コンスタンティン・ミスカ)は、12ヶ月間で300万人以上の月間アクティブユーザーを獲得したC2CマーケットプレイスLalafoのセールス&マーケティング部長を務めた経歴を持つ。また、C2Cショッピング用モバイルマーケットプレイスAntresolの創業者でもある。

HRを自動化
人事部が繰り返し行う作業をテンプレート化し、仕事ごとに独自のファンネルを設計し、自動ルールや特別な要件を設定することが可能。テストや面接、アンケートなどの作業を簡単かつ便利に自動化。また、自動で候補者データを収集。その上でビデオインタビューを実施することで、候補者を飽きさせず、離脱率を下げる。
ヒリオのプラットフォームでは、いつでも携帯電話からすぐに応募ができるので、質の高い人材の採用を短縮し、より確実なものへと近づける。採用プロセスを最大60%スピードアップ。
カスタマイズ可能なスクリーニング
- 反復作業のためのテンプレート作成
- 仕事ごとにユニークなファネルの設計
- 自動的なルールや特別な要件の設定
候補者のデータベース化
- 候補者の履歴保存
- 場所、スケジュール、経験、スキルなど様々なパラメータによるフィルタリング
- 見送った候補者を再度アクティブにし、パーソナライズされたオファーを送信する機能
すべてを測定し、何も推測しない
実際のデータに基づいて戦略的な意思決定が可能。採用プロセスのすべてのステップを測定、効果のない取り組みへのリソース浪費を回避。貴重なインサイトからビジュアルなレポートを作成し、チームと共有。
社名:Hirio/ヒリオ
設立:2020/2 ウクライナ
創業者:Konstantin Miska, Artem Dudinskyi
資金調達:40万ドル(プレシード 2021/2)
分野:HRプラットフォーム
(Photo: Hirio, https://hirio.co )