【Koryntia】融資を受けるための担保としてのNFT

Koryntia

Koryntia(コリンティア)は、「DeFiで新しいローンプロトコル」を提供している。

従来の銀行システムからブロックチェーンベースのシステムへ移行させる動きが活発化している。ブロックチェーン技術とDeFiに基づく分散型金融経済システムによって、銀行口座の開設が難しい人へも持続可能な金融サービスを生み出そうとしている。

Koryntia社も例外ではない。同社はローンプロトコルであり、DeFiシステムと人々の間で高速なローンを発行し、仲介者なしで流動性を提供する。従来の銀行システムよりも少ない摩擦で、アンダーバンクトを含め、金銭の貸し借りを必要とするすべての人に、新しい金融システムに参入できるような技術の開発を目指す。

Koryntiaは、NFTアートを「融資を受け取るための担保」にすることで、富を生み出すインセンティブを創造し、ユーザーがDeFi内でクリエイター志願者を増やすことも計画している。

貸し借りの契約内容は、ブロックチェーン技術によって自律的に機能する一連のステートメントやコマンドに変換される。

競合

KoryntiaはAAVEとの違いについて、AAVEは限られたコミュニティのためのソリューションやベネフィットだという。対してKoryntiaは、DeFi銀行システムの未来をマジョリティに提供するとのこと。

同社によると、銀行システムの移行には時間がかかるので、長期的なビジョンを持って行う姿勢が不可欠だという。Koryntiaの包括的金融スタンダードを時間をかけて守る必要があり、同社外部からのローンは受け付けない($Kotyaーフィアットマネー間の変換が可能)。

創業者のGregorio Punzano(グレゴリオ・プンザーノ)は、「従来の銀行は特定のグループのために価値を生み出すピラミッド型だ。我々のモデルは、持続可能で循環型の経済に基づいており、利益のほとんどは会社に再投資され、会社は人々のために価値を生み出す」と語っている。

Koryntiaは、より多くの人々に複雑なソリューションをグローバルに提供するための「自動化」と「スケーラビリティ」を可能にするスマートコントラクトを開発中。

【Kotyaトークン】

Kotyaは、担保として使われる資産である。Bitcoinをはじめ、他の暗号資産、NFT、トークンが借りられる。Kotyaプールでは、Kotyaの担保付きプール・トークンのリザーブとして機能。

他のプールを取り込み、ユーザーが流動性プールを作って運営できるようにするが、すべてのプールのガバナンスとしても機能する。プールやプロトコルレベルでの議決権を提供し、ネットワーク保護の貢献者とトークン保有者はコミュニティの民主的プロセスに参加できる。

【日本で求めるパートナー企業】
  ソフトバンク、三菱UFJ銀行

スタートアップ バリュー

Koryntiaプロトコル

商品(ローン)の自動化を促進することで、仲介者のいない市場を形成し、エンドユーザーに即時の流動性を提供するスマートコントラクト。

現在イーサリアムは同社のバリューチェーンに合致しているが、コミュニティの利益のために、必要に応じて適応し、移行する能力を備えている。

Koryntiaインターフェース

Koryntiaプロトコルを簡単に操作できるウェブ・インターフェース。Web 3.0やKoryntia DAppと連携して開発を行う。Koryntia DAppにより借り手と貸し手が第三者を介さずに貸し借りできるようになっている。ユーザーはウォレットに接続するだけで「引き出し」「借り入れ」「貸し出し」「スワップ」が行える。

複数プールの中から、簡単に任意のプールに接続したり、流動性を与えられる。

Koryntiaガバナンス

ネットワーク保護の貢献者とKotyaトークンによって進行される、Koryntiaプロトコルを統治するためのガバナンスシステム。

COMPANY

社名:Koryntia

設立:2021/1 スペイン

創業者:Gregorio Punzano

分野:DeFi

(Photo: Koryntia , https://koryntia.finance/


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