
Kotani Pay(コタニペイ)社は、「フィーチャーフォンでも最新スマートフォン同様に扱える決済システム」を提供している。

IDC(インターナショナルデーターコーポレイション)によると、アフリカの2020年第4四半期のスマートフォン増加は0.7%で、フィーチャーフォンは7.6%であった。充電が長いといったメリットもあり、フィーチャーフォンの利用者は依然として多い。
Kotani Payは、ブロックチェーンプロトコル、dApps、フィンテック企業が、フィーチャーフォンを含めた現地の決済チャネルにシームレスに統合する技術スタックで、より幅広い顧客層にリーチするための信頼性をサポートする。
同社の技術は、「融資、貯蓄、保険、ギグワーク、コミュニティのインセンティブシステムの革新を押し広げる企業に最適である」と自負している。
Kotani Pay社の使命は、代替決済システムを求めている新規導入者のために、暗号資産と不換通貨の間の摩擦のない橋渡しをすること。
シンガポールのデジタル・トランスフォーメーション・スタートアップ、Thinkq.coの創業者でもあり、一般社団法人神戸国際ブロックチェーン研究所創業者であるJonathan Morgan(ジョナサン・モーガン)がフィンテック・アドバイザーを務める他、ブロックチェーンの専門家チームで成り立っている。
ワールドブロックチェーンハッカソン2020優勝、UNICEF Innovation Fund Award(資金提供)、ICON Hyperhack (DeFi分野)、CELOテネット賞 2020、ハックアフリカハッカソン2021優勝など数多く受賞。
スタートアップ バリューシームレスな決済体験
アフリカで広く採用されているUSSD技術を用いるため、使用が簡単である。インターネットへのアクセスやアプリケーションのインストールが不要。トランザクションの処理に数秒しかかからず、取引手数料も競合他社に比べ低い。
豊富な決済チャネル
アフリカの主要なモバイルマネー・プラットフォームに組み込まれており、それらのプラットフォームが提供する大規模な顧客基盤にアクセス可能。成長する分散型金融の流れを取り入れ、デジタル資産の分散型プールへのアクセスを提供する。
クリーンで安全なAPI
レンディングプロトコル、ペイメントプラットフォーム、貯蓄サークル、取引所、dappsに安全なAPIを提供。
AIギグワークを促進
アフリカでのAIギグワーク(短時間の単発仕事)の支払いを促進する。Tocaは、Celoブロックチェーンのスピードと柔軟性を活用して、アフリカのアノテーターやその他の人工知能提供者に支払いを与えるギグワークとマイクロワークのプラットフォーム。
Tocaでは、ユーザーがわずかなコストで即時払いができ、Kotani Payを使って、任意のモバイルマネーウォレットにキャッシュアウトできる。
社名:Kotani Pay/コタニペイ
設立:2020/5 ケニア
創業者:Felix Macharia, Brian Kimotho, Daniel Kimotho, Samuel Kariuki, Stephen Kiarie
資金調達:5.1万ドル(2021/6)1万ドル(2021/4)
分野:ブロックチェーンFinTech
(Photo: Kotani Pay, https://kotanipay.com/index.html )