世界中のレジレス店舗の導入を加速する【クリシュナ・モツクリ/Zippin社】

Leader's Info

クリシュナ・モツクリ氏はAIを活用したレジレス技術プラットフォームを提供するジッピン社(サンフランシスコ)の創業者。 同社サービスにより、小売業者は店舗でのフリクション(行列・手間・ストレス)の無いショッピングを迅速に導入することが可能。

モツクリ氏はNaspers Groupのポートフォリオ企業のCEOとして、インドと南アフリカで複数のeコマース事業を立ち上げ、成長させてきた。それ以前には、アマゾンで7年間、検索、マーケティング、グローバル展開、サプライチェーンなどのチームを率い、Ugienieを立ち上げ、2008年にLulu.comに売却後、同社事業開発担当執行役員などを歴任。

Leader's Viewpoint

スタートアップ創業のきっかけ

ジッピンのアイデアは、私が幼児のためにオーガニックミルクを買いに行ったときに生まれました。行きつけのショップが長蛇の列だったため、そこでの購入を断念し、近所のコンビニエンスストアで安い牛乳を買うことにしました。しかし家ではその牛乳の味の評判はすこぶる悪く、父親としての威信は地に落ちそうでした。そして行きつけのショップから行列をなくす良い方法はないか、と本気で考え始めたのがきっかけです。

サービスの差別化

私たちジッピンは、次世代のチェックアウトフリー技術を開発し、小売業者が摩擦のないショッピングを店舗で迅速に展開できるようにしました。私たちの特許出願中のアプローチは、AI、機械学習センサフュージョン技術を用いて、最高の消費者体験を生み出します。

ビジョン

ジッピンは、リテールテクノロジー、AI、コンピュータビジョンの分野で深い経験を持つ、Amazonと SRI (社会的責任投資)業界のベテランの集まりによって設立されました。当社は、シリコンバレーの有名企業からベンチャー資金の提供を受けています。

私たちのビジョンは、支払いの列やセルフレジを廃止し、買い物客が購入した商品をすぐに持ち帰ることができるようにすることです。そしてミッションは「世界中のレジレス店舗の導入を加速すること」 です。顧客、パートナー、そして店舗でのレジレス技術の使用に関心のあるすべての人をサポートするために、機能を開発し、ソリューションを改善し続けることが私たちの将来の姿であり、私たちの活動の原動力でもあります。

(参照. https://www.getzippin.com/about#meet)

(取材=宮尾卓志 写真=Zippin)


スタートアップレビューでは厳選されたスタートアップ企業にのみ直接取材、掲載許可をいただいて記事を発行しています。
現在日本で成功しているサービスも、海外スタートアップから着想を得てローカライズされたものが多くあります。次のビジネストレンドとアイデアのアップグレードにお役立てください。