【Liveplex】ファンのエンゲージメントを向上させるプラットフォーム

Liveplex

Liveplex（リヴプレックス）社は、クリエイター（有名人）がファン心理を理解し、より良いファン体験を提供することでエンゲージメントを育成するプラットフォームを提供している。

個人クリエイターが自身の活動を通し収益化をおこなう経済圏をクリエイターエコノミーという。動画や文章のコンテンツ販売、サブスクリプション収入、グッズ販売やイベント開催に加え、NFTのプラットフォームを活用することも増えてきた。

クリエイターエコノミーによって個人の収入源にオプションが得られるようになったことは大きいが、多数の個人クリエイターが参加できるようになったため、YouTuberをはじめ、インフルエンサーはオーディエンス（視聴者）の流入と流出の食い止めに苦労している。

Liveplex社によるとオーディエンスは見聞きしたことの９割を忘れるという。

オーディエンスのアテンションの種類には「滞在時間」「コンテンツの質」「アテンションレベル」の３つの要素が混ざり合っており、Liveplexはそれらを複合的にとらえ、アテンションとエンゲージメント問題を解決するプラットフォームを提供する。

Liveplexは、ファンが統一されたコミュニティを作り、イベント、ショー、またはブランドを一貫してサポートするための活動の組織化をサポートする。

そしてファンがクリエイターエコノミーの一部となり、ファンアート（二次創作など）を収益化するためのツールを提供する。

競合

著名人によるビデオメッセージのマーケットプレイスを運営する「Cameo社」のように、この分野の他社はファン体験の提供だけに限定しているとLiveplex社はいう。

同社のクリエイター・ハブは、ファンのクリエイターネットワークに、学習、制作、収益化のためのトレーニング、スキル、ツールなどのサービスをエンドツーエンドで提供している点を特徴にあげている。

今後の予定

コンテンツクリエイターとファンのより深いつながりのために、IRLとVRでのゲーミフィケーションによる体験を構築中。また、ファンクラブ向けのクリエイターアカデミーを展開している。

クリエイターツール、VRアバター、合成音声の分野で活躍する日本企業との提携を希望している。

ファンに収益化を提供

ファンに収益化を提供することで、優れたファンエンゲージメントと、より深い需要の発現を促進する。ファンコミュニティをNFTとして提供することで、ブロックチェーン上でファンアートをマネタイズできるようにする。

Liveplexプラットフォーム

参加型インセンティブによってオーディエンスの没入感を進化させ、マルチチャンネル・インタラクションを提供する。有名人やブランド、コンテンツ制作者のためにオーディエンスをキュレーションし、ファンコミュニティを管理。クリエイター向けのツールやスキルを市場性のあるものにする。

（Photo: Liveplex, https://www.liveplex.io/）