
Navflex(ナブフレックス)社は、「自動で荷物の積み下ろしをするAMR(自立走行搬送ロボット)」を提供している。

荷物の積み卸しする場合、いくつかの手段があるがそれぞれにデメリットが存在する。まず人員を要する手積みでは、無駄な作業時間&コストを産み、一定しないトラックタイムによって計画が組めず、製品や設備の不適切な取り扱いによる損害の発生や、事故につながることもある。
次にATLS(自動トラック積載システム)だが、積み込みの速さは魅力であるものの、工場に広いスペースとトラックが必要にある。最後にAGV(無人搬送車)だが、固定ルートに従うのみなので融通性がなく、何より高価なインフラ設備が必要となる。
ドイツ最大級の飲料メーカーへの導入事例
ドイツの某飲料メーカーは、1日に600万本のボトルを300台のトラックに積み込んでいる。最新の自動化された生産設備を所有しているが、積み込みは依然として手作業で行われていた。
荷積みにかかる時間を短縮したいものの、労働者の確保に苦労しており、自動化ロボットのコストは高く、一般的なAGVソリューションの導入には大幅なインフラ変更が余儀なくされている状況であった。
Navflex社は、提供キットとソフトウェアを使用して、クライアントの既存車両から数台を自律走行型ロボットにアップグレード。短い導入期間で現在のインフラに変更を加えることなく、パレットは自律的に積み込まれた。作業コストの削減、手間のかからない荷役作業が可能になり、最終工程であった自動化を達成した。
Navflexはドイツの導入事例で、他のソリューションと比較して70%低い投資額で、50%速く運用を開始できることを実証した。
スタートアップ バリュー自然なナビゲーション
- 電動フォークリフトを自律型移動ロボットにアップグレード
- 自律的に荷物をピックアップしてトレーラーに搭載
- 臨機応変にトレーラーをマッピング、最適な積み込みパターンをロード、高精度配置
インフラ変更不要
プラグ&プレイのソリューションなので、既存のハードウェアに後付けできる。現在のWMS(倉庫管理システム)とのシームレスな統合を可能に。インフラ投資が不要。

既存のハードウェアにNavflexのアップグレードキットを組み込むだけで自律走行積み卸しシステムが完了。
柔軟性と迅速な導入
NavflexのAMR(自律走行搬送ロボット)はパレット、荷姿、荷役、レーラーサイズだけでなく、様々な積み込みパターンに対応。また、360度視野なので、障害物や人を検知、安全性を保つ。
社名:Navflex/ナブフレックス
設立:2021/2 ドイツ
創業者:Slava Tretyakov
資金調達:N/A
分野:自動積み卸しIOT
(Photo: Navflex, https://www.navflex.de )