【ROOM】ワークスペースを柔軟に再構築できるブース

ROOM

ROOM(ルーム)社は、「オフィス内に組み立てられるブース」を提供している。

世界では毎分100万本のペットボトルが廃棄されている。ROOMではすべての製品はリサイクル素材を使用して設計されており、何度も建設を繰り返すことで、環境への影響を最小限に抑えている。

各モジュール製品には、1,000本以上の再生ペットボトルから作られた防音材が使用されており、現在までに「1,700万本以上のペットボトル」を再利用した実績を持つ。

ROOMは企業の変化に対し、従来のオフィスデザインに代わる、手頃で持続可能かつ柔軟性のある目的別のブースを開発。ブースは1時間以内に組み立てられ、簡単に移動させられるためオフィスのどこにでもフィットする。再組み立ても容易なため、引っ越しの際にも持ち運びが手軽。

フォンブースやミーティングルームも社内にいながら雑音から離れ、目的別に集中した空間を持てる。中でも、フォーカスルームは、フォンブースには無いプライベートワークも兼ね備えたスペースであり、デスクワークを集中して行う上ですべての環境設備が整ってある。

Zoom会議専用ルームとしても使え、従来のようにZoom会議をする度に不必要なスペースを使い、オフィス部屋の非効率性を避ける。

現在、 ナイキ、NASA、Google、アマゾン、サムスン、Uber、Walmart、JPモルガンなどフォーチュン500企業を筆頭に、4,500社以上が採用している。

スタートアップ バリュー

3層で防音

  • アコースティックフェルト:100%天然の通気性のあるウールと無染色のアコースティックフェルトを使用、自然な遮音性を実現
  • 吸音PET:リサイクルされたペットボトルでできたPETを厚く重ねることで、内部の反響音を吸収、音声の明瞭度を高める
  • サウンドブロッキングMDF:密度の高いMDF(中密度繊維板)がブース内外の音を遮断、発言をブース内にとどめる

部屋を常に快適に

目立たない場所に設置された吸気口が常に新鮮な空気を取り込み、天井につけられたファンが暖かい空気を押し出すことで、室内の空気は常に新鮮に保たれる。

生産性を高めるプラグイン

  • 120Vコンセント:2つのコンセント、仕事に必要な電力を供給
  • イーサネット:常時接続
  • 人感センサー:人感センサーがファンとLEDライトを作動させ省エネに貢献

フォンブース

会議室は40%が一人で使用されていると言われている。ROOMの電話ボックスタイプ「フォンブース」は一人で作業できるスペースを作り、会議室の混雑を緩和する。従来の建設では1万ドル以上かかっていたが、必要な設備をすべて備えた生産性の高いワークスペースが4,395$で設置可能。

ミーティングルーム

70%以上の会議は2~4人で行われる。独立した小規模なモジュール式のミーティングルームは、会議の度にできる余分なスペーズを取らず、顧客の不動産価値を最大限に引き出す。細部まで考え抜かれた設計により、1対1の会話や少人数でのディスカッションがしやすい、目的に合った空間を実現。

また、高性能180度カメラ「Jabra PanaCast」が部屋にいる全員を映し出す。Microsoft TeamsやZoomなどと互換性のある PanaCastは、すべての機器とシームレスな統合を実現。

フォーカスルーム

70%以上の従業員が職場での騒音や雑念に悩まされている。フォーカスルームは生産性の高い仕事をするためのプライベートで快適な専用スペースを提供する。集中して仕事ができるように配慮されたパーソナルオフィスはプライバシーと生産性を両立。

COMPANY

社名:ROOM/ルーム

設立:2018/5 ニューヨーク US

創業者:Brian Chen, Morten Meisner

資金調達:1,250万ドル(シリーズA 2020/8)200万ドル(シード 2018/8)

分野:オフィス空間デザイン

(Photo: ROOM, https://room.com )


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