
SockSoho(ソックソーホー)社は、「男性用プレミアム靴下」を提供している。

インドのユニクロを目指すSockSohoは、WhatsAppだけで大量の顧客を獲得することに成功した。WhatsAppは、インドで最も人気のあるメッセージングアプリで、4億人以上のユーザー数を誇る。同社の売上の約70%はWhatsAppを通じて行われており、マーケティングや製品のA/BテストにもWhatsAppを利用。
SockSohoは表向きは高品質な男性用靴下ブランドのオンライン販売店だが、バックエンドではハイテク企業として運営されている。ファッションブランド自身がeコマースのあらゆる側面のA/Bテストができることが強み。
独自のチャットボットやAIベースのレコメンデーションエンジンを自社技術として保有している。
Y CombinatorのSummer 2020プログラムを修了。
スタートアップ バリューニューヨークのSOHO地区、そこは意欲的で情熱的な男たちが集まる場所。しかし洗練されたスーツに身を包んだ彼らは、みな似たような格好に見えた。たった一人を除いては。黒いスーツを着たその男は、一見他と同じように見える。しかし、彼の靴下はカラフルだった。それは自信の表れか?自己顕示欲の表れか?それとも、自分らしさを楽しんでいるのだろうか?SockSohoは、SOHOで出会った男に対する、そんな疑問から生まれた。
SockSoho, https://socksoho.com/pages/about-us
快適さは足元から
抗菌性に優れた高級コーマ糸とスコットランド製のライル・コットンを使用。100%コットンでできている靴下はメッシュグリップ技術を用い、イタリアの専用マシンで丁寧に作られている。足に柔らかさと通気性をもたらせる、フィット感抜群の靴下。

高級品を低価格で
商品のコストの大部分を占めるマーケティングと小売店のマージンを、D2Cで回避し、低価格提供を実現することで顧客に還元する。24時間365日体制のサポート、上品なパッケージ、差別化されたブランディング、ミレニアル世代へ支持されるデザインなどが、製品を特別なものにしている。特に口コミ評価が高いので、そのぶん下がった顧客獲得コストを製品向上にまわし、高級品の手頃な価格帯を実現している。
一人ひとりに合った靴下
AIや機械学習を使って、個性に応じた靴下の推奨など、パーソナライズされた体験を顧客に提供しているのも特徴的である。商品開発、在庫計画、マーケティングなど、あらゆるレベルでデータに基づいた意思決定を行うことでサービスを向上している。
社名:SockSoho/ソックソーホー
設立:2019/9 インド
創業者:Pritika Mehta, Simarpreet Singh
資金調達:12.5万ドル(シード 2020/8)
分野:ソックス専門ECサイト
(Photo: SockSoho, https://socksoho.com )