【Substack】作家が読者から直接報酬を受け取れるプラットフォーム

Substack

Substack(サブスタック)社は、「読者とライターを直接報酬でつなぐプラットフォーム」を提供している。

Substackには子育て、哲学、基礎運動など、多様なライターが集まっている。ライターはまず無料読者を増やし、準備ができたと思ったら有料化する。サブスタックはライターが執筆に集中できるように、それ以外の処理を行っている。

Substackのトップライターは年に数百万ドルを稼いでいるようだ。同社サイトにはライター収入の試算表が用意されており、「800人」の購読者で月額一人あたりのサブスク代を「7ドル」と設定すると4,600ドルを超える。

集客や執筆に専念できるプラットフォームが用意されていて、売上の8割以上がライターに入ってくる。5ドルを支払う読者が50人いれば月間203ドルが入り、5万人読者がいれば月間20万ドル以上の収入となる。プロ作家の割合は1割ほどで、ヒットしても単発収入であることを考えれば、プロの作家や、作家を目指す人、さらには専門知識を活かして副収入を得たい人にとっても革新的な環境が用意されているといえるのではないだろうか。

スタートアップ バリュー

文章のホームグラウンド

このプラットフォームは、自身の作品と読者との関係を結ぶ独立した出版社であり、読者は有料購読を通じてお気に入りのライターを直接サポートできる。

ライター収入

読者がライターに直接報酬を支払えば、ライターのモチベーション向上にも繋がるし、より良い作品づくりに専念できる。数百人の有料購読者がいれば、生活を支えることができ、数千人いれば、それだけで十分な稼ぎとなる。

情報入手を選択

読者にもメリットがある。ライターとの直接的な関係を築くことで、情報入手の選択肢を増やすことができ、それぞれに適したアイデア、人々、場所に焦点を合わせることができる。

COMPANY

社名:Substack/サブスタック

設立:2017/5 サンフランシスコ U.S.

創業者:Christopher Best, Hamish McKenzie, Jairaj Sethi

資金調達:6,500万ドル(投資ラウンド:シリーズB 2021/3)

分野:パブリッシング専用プラットフォーム

(Photo: Substack, https://substack.com )


スタートアップレビューでは厳選されたスタートアップ企業にのみ直接取材、掲載許可をいただいて記事を発行しています。
現在日本で成功しているサービスも、海外スタートアップから着想を得てローカライズされたものが多くあります。次のビジネストレンドとアイデアのアップグレードにお役立てください。


関連キーワード

関連記事はありません