【Windsor】一度の撮影で全ての対象者の名前を呼ぶよう音声変換させるビデオ配信システム

Windsor

Windsor(ウィンザー)社は、「パーソナライズされた動画配信システム」を提供している。

Windsor社はこれからのビジネスの伝達手段はEメールではなく動画が主流になると考え、より多くの取引を成立させるための反応率が高い動画を作成するシステムを提供している。ただし、同社の主張では、動画がEメールに勝るとはいっても、単に一般的なマーケティングビデオを送っても効果は薄いという。動画がいかにパーソナライズされているかが鍵だと主張する。

Windsor社のウェブサイトに入り、説明動画を再生。すると、動画18秒付近でウィンザー社創業者のプラカッシュCEOが手を振りながら「Hey first name(ヘイ!名前さん)」と言っているのが確認できる。それが説明動画の31秒付近からは「Hey セバスチャン」「Hey デイビッド」「Hey マイケル」と、受取人の名前に変換され呼ばれているのである。

このようにパーソナライズされた動画は、タレントがファンクラブ会員への日頃の感謝を伝えるメッセージなどで、より深い感動とロイヤルティを生むサポートサービスにもなりうる。

スタートアップ バリュー

大規模なパーソナライゼーション

顧客リストすべての名前を一つずつ入れたビデオを録画するこには、その手間を考えれば実質不可能だろう。ウィンザーは、リストに記載してあるたった1つの名前に対してビデオを作成するだけで、残りの顧客名に適応するようWindsorのAIがビデオを自動編集する。

サービスを視覚化

物理的な製品であれば、プレゼンターの側に現物を置き、デジタルサービスであれば、サービスイメージ動画を横で流す。それらのプレゼン動画が、自分一人のために作られていると感じさせるAIシステム。

COMPANY

社名:Windsor/ウィンザー

設立:2018/11 サンフランシスコ US

創業者:Pranay Prakash, Andrew Faust

資金調達:28万ドル(プレシード 2019/5)

分野:動画配信システムコマース

(Photo: Windsor, https://www.windsor.io )


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