【MVX】デジタル化されたエンド・ツー・エンドの貨物輸送

MVX

MVX社は、「オンラインで統合された貨物輸送」を提供し、国内外の物流プロセスを繋いでいる。

MVXによると、アフリカでは国際貨物の輸送や管理は国内貨物に比べ40%以上の費用がかかり、1ヶ月以上の時間がかかっているという。オフラインでの貨物管理がこれらを引き起こす要因となっている。

MVX社は、すべての物流プロセスをオンラインにし、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、南アフリカ、タンザニア、ルワンダの国内外の貨物輸送を行っている。

このプロジェクトは、西アフリカの地元船主とオフショア船を必要とする企業を結ぶことから始まり、企業が輸出入貿易取引を調整、組織化、拡大できるデジタルプラットフォームへと発展した。また、2021年には日本の輸出プラットフォームとパートナーシップを結んでいる。

今回、130万ドルの資金調達をシードラウンドとして発表(2021/8時点)。この資金は、アフリカで深刻化している国境を越えた貿易問題を解決するため、貨物輸送のデジタル化に向けて使用される。

スタートアップ バリュー

貨物輸送

航空・海上貨物輸送をエンド・ツー・エンドで行える。利用者は自分で貨物を予約でき、面倒な書類作成や仲介業者の手配も不要。顧客は自身の貨物の位置と状態をいつでも正確に把握できる。

陸上輸送

すべての取引はそれぞれのメリットに基づき判断され、ニーズに合わせた取引が可能。これにより従来の不必要な費用の上乗せが無くなる。

税関

集荷から配送までに発生する税関手続きを一貫して行うことでコストを削減する。通関に必要な書類を事前に知らせることで、非効率な書類の取り寄せを排除。平均5日間というスムーズな税関手続きを実現した。

COMPANY

社名:MVX

設立:2019/3 ナイジェリア

創業者:Tonye Membere-Otaji

分野:物流プラットフォーム

(Photo: MVX, https://mvx.trade )


スタートアップレビューでは厳選されたスタートアップ企業にのみ直接取材、掲載許可をいただいて記事を発行しています。
現在日本で成功しているサービスも、海外スタートアップから着想を得てローカライズされたものが多くあります。次のビジネストレンドとアイデアのアップグレードにお役立てください。