
Via.Delivery(ヴィア・デリバリー)社は、「オンラインで購入したものを実店舗で受け取れるサプライチェーン」を提供している。

Via.Delivery は、オンラインで購入したものを店舗で受け取るBOPIS(Buy Online Pickup In Store)サービスを提供している。5年前、ミールキット(食材とレシピが一緒になった献立セット)の宅配事業のサービス中に、顧客から「近くのスーパーやコンビニエンスストアでミールキットを受け取ることができないだろうか」というリクエストを受けた。
Mitchell Nikitin(ミッシェル・ニキティン)はその何気ない一言に可能性を感じ、Via.Delivery社を創業した。X5リテールグループという小売店でテストしたところ、従来の輸送手段に比べて輸送コストを40%も削減するという結果が出たことから、事業を本格化させた。
Via.Deliveryは、荷物を受け取った人が、その店でついでに買い物をする機会を創出。パートナーシップを結んだ小売店の買い物客のトラフィックを増やすことに貢献する。
スタートアップ バリューECサイト側のメリット
従来の輸送業者が提供する配送料より最大80%安くする。2020年のBOPIS導入の成長比率は208%である。2021年ではもっと増えており、D2Cブランドへの強い味方へとなっている。
店舗側へのメリット
Via.Deliveryの集荷拠点となることで、新たな収入を得ることが可能。
- 顧客が62%追加で入店、売上につなげる
- 1店舗あたり年間7,000人以上の新しい来店客数

社名:Via.Delivery
設立:2020/2 サンフランシスコ US
創業者:Mitchell Nikitin, Olga Nikitina
資金調達:140万ドル
分野:BOPIS物流
(Photo: Via.Delivery, https://via.delivery )